思い込みが約7割?最近増えている心理的口臭症とは?

口臭

気温が下がってきて街中でマスクをしている人を目にする増えてきました。私も、人の多い所に行く時や電車の中などでは必ずマスクをするようにしています。風邪を引くと日常生活が辛いですし、早く治そうとすると栄養ドリンクや風邪薬、通院などで意外とお金がかかってしまいますからね。規則正しい生活とうがい手洗いで風邪をしっかり予防しましょう!

さて、予防でマスクをしている人にお聞きします。こういう風に感じたこと、ありませんか?

あれ、何かマスクの中が臭い…

一度このように感じだすと、自分の息は臭いのではないか、周りに迷惑をかけていないかと心配になり、慌ててブレスケアグッズを買いにドラッグストアに飛び込みたくなる人もいるかもしれません。

でもちょっと待ってください。 そもそも人間は自分の臭いには気づきにくい生き物。 もしあなたがちゃんと歯磨きをしていて口腔内を清潔に保っているのであれば、それはあなたの過剰反応、思い過ごしかもしれません。実は最近、実際は口臭がないにも関わらず、自分が口臭を持っていると思い込んでしまう「心理的口臭症」になる方が増えているのです。

近年増えている「心理的口臭症」とは?

心理的口臭症は、自臭症(自己臭症)の一種で、wikipediaには以下のように記載されています。

自臭症(じしゅうしょう)とは、周りから臭いと思われていると思い込む 、自己臭症(じこしゅうしょう)または自己臭恐怖症(じこしゅうきょうふしょう)とも呼ばれる人の何気ない行動を自身の臭いから起こるモノと関連付け日常生活を困難にする神経症の一種である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

自臭症自体は、過去に体臭や口臭を他人に指摘された経験から、他人の人の何気ない仕草が、自分の臭いによるものではないかと思い込む強迫神経症で、特に几帳面な人が掛かりやすいと言われています。

心理的口臭症も同様に、例えば、話しをしている最中に目の前の相手が横を向いた、手のひらで鼻を覆う仕草をした、などの行動が自分の口臭によって引き起こされたものであると思い込んでしまうのです。

心理的口臭症は、対人恐怖症につながる可能性があります。さらにエレベーターや電車など、狭い空間に人がたくさんいる場所を恐れるようになることもあるそうです。

思い込みが約7割?認識と現実の差

口臭に関する思い込みについて、興味深い研究結果を一つご紹介します。

東京歯科大学は、千葉病院の口臭外来を受診した患者363名に対し、問診票(今、自分には口臭があると思いますか?等)の記入をさせた上で、専門の分析器具を使い口臭を測定しました。自分に口臭があると答えた298名について、実際の口臭レベルを集計した結果が以下の円グラフです。

(出典: 富田幸代 他  東京歯科大学千葉病院口臭外来受診患者の最近 3 年間の臨床統計 ―口臭質問票と口臭測定結果の関連性― )

口臭を自覚している人の中で、凡そ半数の人には実際には口臭が無いという結果に驚いた方もいるのではないでしょうか。かすかな口臭も含めると、約7割の人がほぼ感じられない程度の口臭に悩んで、口臭外来を受診していることが分かります。

あなたが感じている口臭も、本当は気のせいかもしれませんよ!

歯医者の定期健診に行きましょう!

生活臭は自分では気づきにくいもの。口臭でお悩みの方は、信頼できる歯医者を訪れるのが一番です。厚生労働省も、歯の健康を維持するための方策として、専門家等による支援と定期管理を推奨しています。

歯の定期健診はどこの歯医者でも実施しています。普段の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石を専門器具でキレイにしてくれますので、3カ月~半年に一度ぐらいの頻度で訪れることをお勧めします。一度虫歯になってしまうと、時間も費用もかなり掛かってしまいますからね。早期発見早期治療が原則です。

歯医者では遠慮なく「私の口臭ってどんな感じですか?」と聞いてみましょう。歯医者さんは何百人もの口を覗いているプロ中のプロ。口臭の有無は診察時の大きな判断基準。忌憚ない意見を言ってくれますし、もし本当に口臭があった場合は、その原因を取り除く完璧なアドバイスをしてくれるはず。当然ですが、虫歯や歯槽膿漏が原因であれば、そのまま治療すべきですからね。

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