ニキビの原因になる食べ物とは?チョコを食べるとニキビが出来る?

ニキビ

ニキビが出来ると、「昨日食べたアレが原因かな‥」なんて考えたりしますよね。でも、それって本当にニキビが出来た原因なのでしょうか?

今回はニキビが出来る原因としてよく挙げられる「チョコレート」、「ミルク」、そして「糖分の高い食べ物」について、研究した論文を要約してご紹介します!

この記事は 林 伸和「ニキビ発症メカニズム、治療、予防」 日本化粧品学会誌 Vol.40, No.1(2016)に基づいて執筆しています。

チョコレートを食べてもニキビは出来ません。

まずはニキビが出来る食べ物の代名詞的存在、チョコレートです。チョコは大好きだけど、ニキビが出来るから控えているという人もいるのではないでしょうか?

結論から言いますと、チョコレートを食べたことが原因でニキビになることはほぼありません。

チョコレートとニキビの関連に関する研究は、50年以上前の1969年に既に行われています。

研究方法としては、チョコレートの成分を含むチョコレートバーと、チョコレートの成分が入っていないバーのどちらかを被験者に渡し、4週間同じ種類のバーを食べ続けてもらうというものです。

4週間の試験期間が終わった後、3週間の時間をおいて、同じ被験者に対して最初に食べたものと違うもう一方のバーを渡し、同じように4週間食べ続けてもらいます。

全ての被験者に対して、試験期間中のニキビの悪化、不変、改善などを調べたところ、チョコレートの成分を含むバーを食べている期間と、そうでないバーを食べている期間に、明らかな差は見られなかったという結果が出ました。

つまり、チョコレートを食べるか否かとニキビが出来るか否かに関連性は無いと考えられるのです!

50年も前に証明されている事実なのに、未だにチョコレート、ニキビの原因説が支持されているのは、如何に人が噂を信じやすいのかを表していると言えますね‥

ミルクにはニキビを作る効果があるかも…

25-42歳の看護師の中に行ったアンケートで、高校時代に1日3回以上ミルクを飲んでいた人は、重症のニキビ患者と診断された人が多かったと結論づけている論文があります。ミルクに含まれるホルモンが作用した可能性があるとのこと。

一方で、大学生を対象にした調査では、ニキビの有無とミルクの摂取量や頻度に差がないことを示す報告もあり、ミルクを多く飲む人はニキビになりやすいとは一概に言えないと思われます。

このように、ニキビとミルクの関係はあまりはっきりとはしていませんが、あまり多く飲みすぎるのはニキビには良くないのかも。牛乳を1日3杯以上飲む人は死亡率が高いという論文もありますので、1日1~2杯に抑えておいた方が無難かもしれませんね。

血糖値を急激に上げる食べ物(高GI食品)には注意が必要!

一般社団法人JミルクのHPより引用( https://www.j-milk.jp/knowledge/healthcare/berohe000000ceof.html

糖分の高い食べ物はニキビには良くない、と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、これって実は正確ではないんです。ニキビにとって良くないのは、糖分が高い食べ物ではなくて血糖値を急激に上げる効果が高い食べ物なんです。

血糖値を急激に上げる効果が高い食べ物、と言われてもピンとこない人が大半でしょう。血糖値を上げる効果の度合いを「GI」と呼んでおり、食品ごとに低GI~高GI食品を分類する事が出来ます。上記の画像はその一例です。

高GIの食べ物を積極的に摂取すると、皮脂の分泌が促進されたり、毛穴の詰まりが発生されやすくなったりするため、基本的にニキビの発生、悪化につながります。

一日に摂るエネルギーの25%をたんぱく質、45%を低GIの炭水化物、30%を脂肪として摂るように食事指導を行った人たちと、食事指導を行わない人たちでニキビの数を比較したところ、食事指導を行った人たちのほうが、明らかにニキビが減少していたという研究結果もあります。

高GI食品を全く食べるな、というわけではありません。例えば朝昼晩の3食のうち、1食は白米を玄米に変えてみるなどの工夫が、ニキビのない肌に続いているのです。

いかがだったでしょうか?研究によると、ニキビはチョコレートのような単一の食品が原因で起こることは少なく、高GIの食事を続けることで起きやすくなるということが明らかになりつつあります。日頃からバランスの良い食事を心がけて、ニキビのない肌を目指しましょう!

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